神経心理学、認知心理学
神経心理学も昨今の最新心理学の応用において欠かせない分野の一つと言えます。神経心理学とは、脳が心にどのような働きを示しているのかを研究する分野です。脳のメカニズムのはまだ未知の領域が多く、またその変化を読み取り実践応用するにあたり、「脳科学」の専門知識も必要となる難しい学問といえます。認知心理学(知覚や記憶、思考、学習、理解)に広く関連する心理学としても捉えられています。
脳からの指令が体や心に伝達することにより人間は行動を起しまた思考します。このことは心にも大きく影響を及ぼすわけであり、医学的見地の「脳科学」と心因的見地の「心理学」が力を合わせ効果を発揮する分野です。
具体的な例を挙げますと、交通事故などで脳を損傷してしまった患者に対して施されます。脳を損傷し脳の一部が正常に機能しなくなった場合、その患者の心理状態の変化や影響などを分析、解明するものなどがあります。医学的に解析できる部分としてわかることは、脳のある箇所が破損したため、体のこの場所が動かなくなる。回復の見込みはない。といったある程度断言のできる答えを導き出すことが可能です。これは脳機能の専門知識と統計、実験の見地からすでに明らかにされた事実であり現段階の実質的治療の限界を確定できることが可能だからです。これは統計学的な影響を強く受ける医学の特徴からといえることでしょう。
それとは逆に脳の一部が破損し、一定の体には影響を与えたことが明らかだが、心の中の情況(事故のショックや恐怖心)といったものにどのように影響を与えたかは今だ答えのあるものではないのです。そこで心理学の応用(神経、認知心理学)といった分野が必要とされるのです。このことにより、心因的ストレスを心理学の応用テクニックによって取り除かれ、患者に対し好影響に作用したなら、医学的に現段階の医学での不可能を可能に変貌させることも十分おきうるわけです。これはまだ謎の多い脳だからこそできる可能性の飛躍といえるでしょう。
認知心理学は昨今の心理学の分野のなかでコンピューターを使った心理解析によってとても大きな成果をもたらした学問の一つのようです。緻密な動きをする脳の計り知れない能力は、人間の体はもちろんのこと、心にも大きく作用していますから、知覚や記憶、思考、学習といった高次な認知機能の研究をすることは重要です。脳という司令塔の研究なくしては心の仕組みを解明することは出来ないわけです。
ストレス社会と呼ばれるようになってから、このより詳しい科学的根拠の証明として認知、神経のメカニズムの研究や分析が求めれれているのは確かなことであり、広く応用し多くの問題解決の成果が期待されているのです。